突然ですが、今まで家計簿ってどれくらい長く続けられました?
私は過去何度か挑戦してみましたが、紙の家計簿は最長3ヶ月で見事に挫折しました。
母がしっかり者で、レシート類を必ず取っておいて毎月家計簿をつける人だったので
「私も今度こそちゃんとやろう!」と思いはするものの
- レシートが発生しない買い物(ネットショッピング等)をついつい忘れがち
- 計算するのがめんどくさい
- この日にやる!と決めた時にうっかり忘れるとそのまま止めてしまう…
といった具合で、「紙の家計簿に毎月まとめて書き出す」方法はどうも合いませんでした。
かといって毎日書くタイプの家計簿は、マメな人をターゲットにしてるみたいで軽く引くぐらい項目が多いんですよね…そっ閉じ。
そこでこの記事では、ズボラな私でも続けられている
買ったものの名前と金額を書くだけ!
という超シンプルなエクセル家計簿のつけ方をご紹介します。
いやそもそも家計簿ってそういうもんじゃん、というツッコミはひとまず置いといて、さっそく準備から始めましょう!
家計簿で「毎月決まった額で生活する」感覚を身につける!
今回ご紹介するのは、当然ながら1円単位できっちり収支を管理するための方法ではありません。
「予算内で生活するにはどこを節約すればいいのか」
という感覚を身につけるためのものです。
まずは「予算」をしっかり把握するところから始めます。
家計簿をつけ始めるまでがちょっと大変ですが、後になって
「予定より出費が多くて結局赤字になっちゃった!」
なんて事にならないようにしっかりやりましょう。
毎月の「自由に使えないお金」をチェック
という人は、次の「家計簿のつけ方」まで飛ばしてください。
まずは自分が何にいくら使っているのか知るために、全ての支出を書き出していきましょう。
最初に、家賃、光熱費、スマホ代など「毎月ほぼ決まった額が出ていくお金(固定費)」を書き出していきます。
「8250円」みたいな中途半端な額は、私の場合思い切って繰り上げて「8500円」としてカウントします。
計算を簡単にするためでもありますが、この段階でちょっと多めに「使えないお金」として取り分けておけば、後々になって「頑張らずに貯まったお金」になってくれます。
たった250円でも、一年続けば3000円です。
毎月の固定費を合計し、手取りから引いた額が「表面上の自由なお金」です。
ここから、自分の目標に合わせて
貯金に回すお金と、娯楽費など「本当の意味で自由に使えるお金」の配分を決めていきます。
…残ったお金、少ないですねぇ。
税金で引かれた手取り額見るよりもっと悲しくなりません??
でもこれが現実です。
もし可能であれば、この段階でスマホの料金を見直したり、登録したはいいけどあまり使っていないサービスなどがあれば思い切って退会してしまいましょう。
固定費をいかに減らすかが家計を大きく左右しますよ!
安売りしているからと必要ないのに買い込むのを防止出来ますが、自由とは…笑
この辺も各々自分で管理しやすいように設定してくださいね。
毎年の「自由に使えないお金」も忘れずにチェック
次に、つい忘れがちな1~2年に一度必要になる固定費も洗い出しておきます。
車を持っている場合は車検代や保険代はかなりの負担になりますし、資格をお持ちの方は更新費がかかったりしますよね。
少し貯金が出来ると、ついつい「自分へのごほうび」としてプチ散財してしまう人は、この時を越えて必要になる出費のことまで考えていないと思います。
結構貯まったと思ったのに、あっという間になくなってしまった…
とならないために、貯金が増えても「最低限残しておかなければいけないお金」として意識するようにしましょう。
2年に一度の出費は半額にして、一年単位にすれば毎年計算し直さなくていいので楽です。
エクセルの場合も、ノートに書く場合も、Sheet1(最初のページ)にこれまで書き出してきた
「毎年の固定費」
「毎月の目標貯金額」
「自由に使えるお金」←これが頭に入ってればとりあえずOK
を、いつでも見直せるように書いておきましょう。
さて、ここまで頑張れたらあとは簡単です!
家計簿のつけ方は超シンプル!買ったものを書き足すだけ
肝心の家計簿のつけ方ですが、何ということはありません。
買い物をしたらその都度品物と金額を書き足す
これだけです。
そもそも家計簿ってそういうものではあるんですが、ここまでの準備を頑張れたあなたは
毎月の出費が先程決めた「自由に使えるお金」の範囲に収まるように意識するだけでOK。
毎月毎月細かい計算をしなくてもいいんです!
では、具体的なやり方を見ていきましょう。
まずは表を作ろう!~シンプルイズベスト~
家計簿というと、一つ一つの項目が細かく設定されている方がしっかり管理できて良さそうに見えますが、これが挫折の元です。
「〇〇費」というワードを一旦忘れましょう。
最初はとにかくシンプルに。
ちょっと少なすぎない?って思うくらいから始めたほうが続けられます。
普段使ってるのは色なんかついてなくてもっとシンプルなんですが、見やすくなるようにちょっと見栄はりました。笑
私の使っている項目は、「店名」「品物(商品名など)」「金額」の3つだけ。
「雑費」とか「交際費」とかの括りは必要ありません。
人によっては「日付」とか「決済方法(カードor現金とか)」も入れたら後々見直すには良さそうですが
今回の最大の目的は「続ける」ことなので、無理のないように設定しましょう。
本来人に見せるものじゃないので、自分がわかれば多少地味でもなんでもいいです。
逆にきれいに整えたほうがモチベ上がる!って人はちょっと頑張ってみてくださいね。
買ったその日に書き足す~レシートがないものは特に!~
買い物をしたらなるべくその日のうちに書き足していきます。
特に、Amazonなどのネットショッピングや、課金型のサービスはレシートが手元に残らないので
「買い物したこと自体を忘れてしまう」リスクが少なからずあります。
私がお世話になっている漫画配信サービスの「Renta!」はオートチャージ機能があるため、読みたい漫画をタップ一つで買えてしまいます。
これは非常に危険ですね。
試し読みでハマってシリーズ大人買いとかしちゃうと
自分が使ったと思った額<<実際の請求額
になってることがよくあります。
特に電子書籍は
=モノを買った実感がどんどん薄れてしまう
ので、早めに書くように気をつけましょう。
エクセル家計簿のメリット~計算がいつでもすぐ出来る!~
月の中旬にもなってくると、買い物の回数も増えてきます。
「今月あとどれだけ使えるのかな?」
と思った時、エクセルなら計算がポポンと出来るので紙に比べてとっても楽ちんです。
②「数式」タブをクリック
③「Σ」又は、その下のプルダウンから「合計」をクリック
紙だったら電卓などを別に用意しなければいけませんが、エクセルならたったこれだけで途中経過の確認も月末の集計もすぐ出来ちゃいます。
「残り2週間を5000円で乗り切れるかな…」
とか考えられれば、不要不急の買い物は思いとどまれそうですね。
まずは続ける~自分の出費傾向を知ろう~
数ヶ月繰り返していくうちに、何回か予算内に収まらない月がどうしても出てくると思います。
理由は色々あると思いますが
「安いと思って季節の変わり目にセールで買いすぎちゃってるな…」
といったことが分かってくれば、とりあえず家計簿をつけた成果は出ています。
逆に、予算内にきちんと収まった月はどんな生活だったかも思い出してみましょう。
あとは
=予定通りに貯金が出来ている
状態が作れたら上出来です。
コツコツ地道に続けていきましょう!
おわりに
今回ご紹介した家計簿のつけ方は、節約上手さんからみると使い勝手は良くないと思います。
ボーナスの計算が~とか、クレカのポイントとか決済サービスのキャッシュバックが~とか、私自身思うところは結構あります。
ただ、家計簿をつける理由によって使いやすい設定は違うと思うので、このシンプルな家計簿を練習台にして、それぞれのオリジナル家計簿をつくってみてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。