【書評】使い方を一から解説！【わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス】

こんにちは。もこです。

ブログを始めて早一か月以上が経ちました。

少しずつ記事が増えてきたので、そろそろGoogleアナリティクス等のアクセス解析ツールの使い方を覚えたいなーと思っているのですが、正直申し上げてどこをどう見ればいいのかさっぱり…

ぽちぽちいじってみて、出てきたグラフや数値を「なんとなくながめているだけ」でした。

しかし、そんな私にもアクセス解析の基礎がよくわかる本を見つけたのでご紹介します！

わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス〈アクセス解析・Webマーケティング入門〉

created by Rinker

この本はこんな人におすすめ

アナリティクスって何？おいしいの？レベルの初心者
使ってはいるけど、正直言ってよくわかってない！
調べたデータの便利な使い方を知りたい！

「わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス」の概要
1. ストーリー
2. 解説内容
役に立った内容
感想
おわりに

「わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス」の概要

この本は、いわゆる「わかばちゃん」シリーズの３作目。
主人公の伊呂波(いろは)わかばちゃんは、Webデザイナーを目指す女子大生です。

登場人物同士の関係などは他作品も読んでいれば楽しめますが、これ一冊だけ読んでも全く支障ないように構成されています。

ストーリー

前作までで、初めてのWebサイトを自作し、ゼミでGitの使い方を覚えたわかばちゃん。

今度はインターンシップ先で「大量生産されたへちまたわしを売り切る」仕事を任され、社員の平さんにアナリティクスの使い方などを教わりながらミッション達成に向けて奮闘します。

解説内容

アナリティクスにサイトを登録する方法から丁寧に解説されており、わかばちゃんのようにアナリティクスを全く使ったことがない人でもわかりやすく書かれています。

また、タイトルになっているGoogleアナリティクス以外にも、マーケティングの基礎(３Cと４P、PDCAサイクル、ニーズの洗い出し方等)や、GoogleタグマネージャやGoogleサーチコンソールと連携した場合の便利な使い方も書かれています。

Googleアナリティクスそのものの解説本というより、アナリティクスをなんのために使うのか？どう使えばいいのか？という基礎的な考え方を教えてくれる本です。

役に立った内容

曖昧だった言葉の意味がとことんわかりやすく

初心者が混同しがちな用語もイラストを交えてわかりやすく解説してくれています。

例えば、

ユーザー数
セッション数
ページビュー(PV)数

この３つの区別がどうも曖昧で覚えられずにいたのですが、

「ごめんください」の数＝セッション数　(p.107)

という言い回しがイラスト付きでされていて、なるほど！と思いました。

私は一度イラストで覚えてしまえば忘れにくいので、たくさんイラストが使われているのはありがたい配慮です。

また、「直帰率」と「離脱率」の違いなども、クイズ形式の例題を解きながら理解することが出来るようになっています。

Googleタグマネージャの便利さ

「タグマネージャ？言葉は見たことあるけどよくわかんないし私には関係ないよねー」

と思っていた過去の私をはり倒したいくらい、アナリティクスと連携して使うと便利なツールだとわかりました。

特に、自分のサイト内だけでなく外部リンクがクリックされた回数も計測することが出来るので、アフィリエイターにもおすすめです。

タグマネージャもアナリティクス同様に登録方法から解説してくれています。

良い例、悪い例が具体的

この本は随所で

わかばちゃんが初心者にありがちな失敗をする
→平さんがアドバイス
→改善してOKをもらい、次に進む

という流れがあります。

これには著者のこだわりがあり、以下あとがきから抜粋します。

(前略)
「怒られて学べ」という考え方についても、私は疑問を持っています。誰だって失敗したくないし、怒られたくないですよね。とはいえ「どんなことをしたら失敗するのか」「なぜダメなのか」は知っておきたい。
（中略）
マンガの中でわかばちゃんが失敗することで、ケーススタディー的によくある失敗を先回りできるわけです。
「わかばちゃんってば、ドジだなぁ」
ぜひ、そんな風に笑ってあげてください。わかばちゃんのドジ――つまるところ、過去の私の失敗――が、あなたを救うことがあるかもしれません。　(p.252)

わかばちゃんの失敗が実際に著者が通ってきた道だからこそ、リアルにありがちな失敗と改善点が具体的にわかるようになっています。